恍然大悟

ゆっくり急いで

12月はなんだかあっという間に過ぎてしまった。暗室に入る時間があまりとれなかったので、年内に撮影したフィルムが一部2020年に持ち越しに。写真を撮るのにはあまり時間はかからない。でも選ぶのに時間がかかる。時間がかかるというか、時間をかける。寝かせる時間、撮ったものを忘れる時間、人の作品を見る時間、考える時間、何もしない時間。そうしたいくつかの種類の時間を用意して、自分の写真と距離をとる。お気に入りや思い...

オランダ、ベルギー・フランダーススケッチマップ

画伯が冊子を作りました。オランダ政府観光局、ベルギー・フランダース政府観光局発行の冊子になります。画伯は毎年個展のときに「スケッチジャーナル」という冊子を作成販売しています。A2サイズの紙を折りたたんだもので、表面には旅行中に描いたスケッチやノートをまとめたものが、裏面には旅行中の写真が並んでいるものです。今回そのジャーナルとほぼ同じ形式をとり、裏面の写真のかわりに訪れた8都市の地図を掲載した冊子を...

会えなくなる人

冷蔵庫がからっぽになってきた。来年の展覧会用のプリントを作った。作ってはみたものの、それらの写真がいいのか悪いのか、よくわからない。これは始めたときからずっと同じだ。いいか悪いかはわからないけど、恥ずかしいものではない。自分で写真を撮って、現像して、選んで、プリントする。すべて自分で決めているから、わからないなりにも、言葉にはうまくできないながらも、なんとなく納得できる水準というものがある。それは...