恍然大悟

おおのきよみ作品展のお知らせ

来る3月に画伯(妻)の個展があります。2010年からほぼ毎年開いている展覧会も今回で10回目。今年も銀座の月光荘での開催となります。今回はこのところ通っている北海道で見てきたものを多く描いているみたいです。はがきの絵は屈斜路湖の月光だそう。銀座、新橋にお越しの際はぜひお立ち寄りください。ぼくも会場でお手伝いしてます。----おおのきよみ 作品展 My Colours​記憶の中の景色は次第に薄れていきますが、反対に色彩は...

味と記憶

ここ2年ほど国内から出ていない。最後に海外旅行に出かけたのは2年前。コロナが出始めた頃で行き先はポルトガルだった。帰国後、この先5年は海外旅行に行けないかもね、なんて話を聞くたびに「そんなに行けないのか...」と落胆した。 旅行中は朝から晩までよく歩く。ぼくの場合歩き過ぎると撮れない。反対に歩かな過ぎても撮れない。動くことと止まること。このバランスの大切さは重々承知しているつもりでも、知らない土地に行...

目がいくもの

インスタグラムに出した写真。テーブルに置いてあった帽子の写真の一部。帽子は、特にハットはつい目がいってしまう。トラックのダッシュボードに置いてあったパナマハット。コートハンガーにかかっていた古いハット。ハワイでレイを編んでいたおばさんがかぶっていたストローハット。老舗帽子店のショーウィンドウの中で宙に浮くように飾られていた中折れ帽。蚤の市で見つけ、欲しかったがサイズが合わずに諦めたハット。ちょっと...

パターソンを使ったモノクロフィルムの現像について

最近モノクロフィルムの現像方法について調べることがあり、いくつかのブログを参考にしたので、ぼくも普段行っている現像(の主に攪拌方法)についてまとめてみることにしました。 ぼくは標準的なネガを作りたいと考えています。普通に仕上がることを目的としているので、特別なことはせず、基本的にはメーカーの推奨のやり方、使い方を守って現像をしています。前は一部自己流で攪拌をしたりして、現像ムラ(すじ状のムラやパ...

紙の写真

陽光に春の気配をかすかに感じる。もう冬は終わってしまうのか。暗室にあったテストプリント。手でびりっと破いた印画紙。暗室で印画紙をびりっと破る。紙だな、と実感する。デジタルカメラやスマートフォンで撮影し、スマートフォンやタブレットなどで見ることも多い現在の写真。紙の写真はあまり接する機会がないかもしれない。ぼく自身、もし写真をやっていなかったらと想像すると、あまり紙の写真と接する機会はないような気が...