オーロラシューズを買う
- 2007/02/02
「オーロラシューズ」という単語を使ったら検索してくる方が非常に多かったので、履いた感想と愛用している理由を書き出してみました。購入を考えている方の参考になれば幸いです。
1. 購入する
2000年くらいに靴好きの友人から紹介され、その後記憶の片隅に残りながらもいつしか時は流れ、2003年頃思い立ったように購入しました。購入したのは代官山のG.O.D.というお店。
デザインはMIDDLE ENGLISHという形で色はブラウンを選びました。男性用はデザインがひとつしかないと言われていますが、実際は女性用のWEST INDIANやNEW CHINESEもサイズ変更を依頼すれば時間はかかるが購入できるとのこと。ただ女性的なデザインなので、大きくしてしまうと雰囲気がなくなりそうな気もします。
2006年、雑誌に取り上げられてからは生産が追いつかないほど売れているらしく、2007年現在では注文から受取りまでワンシーズンほど待つ事も多いようです。
2. サイズ選びについて
サイズ選びは普通の靴と同じで大事です。特に年間を通して履きたいと考えている場合は慎重に選んだほうがいいです。
購入前、履いているうちに革が伸びるという話をよく聞きましたが、実際にはあまり伸びた印象はありません。僕は足の幅が広いため靴の幅は若干伸びましたが、それはどの靴でも起き得る事なのでサイズはジャストで買ってよいかと思います。
全体的に伸びるものだと思って小さめを買ってはみたものの、思ったほど伸びなかったという人もいたのですが、それは「縦に伸びなかった」ということかと思います。皮靴は横には伸びても縦にはほとんど伸びないです。
購入したG.O.D.または葉山のSUNSHINE+CLOUDにはオーロラシューズを知り尽くしたスタッフがいますのでじっくり相談することをお勧めします。
3. 履き心地
最初は固かったオイルドレザーも履いているうちにとても歩きやすい靴へと変化しました。裸足で縁側を歩いているような履き心地、といった感じでしょうか。
今では近場でも遠出でもコンビニでも海外でも使える、まさに自分の足のような一足になりました。基本的に季節を問わず使えるので重宝しています。が、物事にはなんでも表裏があるようにあれ?な点も多少あります。
例えば...
・夏は蒸れます
裸足で履くのはいいですが、臭いには注意が必要です。過去に湿度の高い台湾の夏に3日ほど続けて履いたら危険な臭いを発するようになりました。靴は一日履いたら2日は休ませようというのはそういうことなのかと身をもって理解しました。
・冬は冷えます
雪の積もるところで履いたら厚手の靴下を履いててもだいぶ寒く感じました。コンバースオールスターの底冷え感に近いです。また浅い靴なので雨や雪が中に入り込むこともよくあります。特にウエストインディアンやニューチャイニーズは露出している部分が大きいので寒いそうです。
・意外と疲れるかも
ビブラムソールがついていますが、男性で歩きやすいスニーカーなどクッション性の高い靴を履き慣れている人にとっては意外と疲れやすいかも知れません。それでもヒールのある靴やバレエシューズのようにソールの薄い靴を普段履いている女性には至福の快適さのようです。
4. お手入れ
あるショップで女性スタッフがあたしも同じ靴持ってますよーと話しかけてきました。聞けば形も色も同じものらしい。でもしばらく放置していたら固くなってしまい、最近はあまりはかなくなってしまったと話していました。
実に勿体ない。少しお手入れするだけで艶も柔らかさも年々良くなっていきます。自己流のお手入れ方法ですがこちらにまとめたので参考にどうぞ。
オーロラシューズのお手入れ
5.最後に
2007年1月現在、購入には少々時間がかかるようですが、焦らずワンシーズンくらいゆっくりとその靴の事をイメージしながら気長に購入しみてはどうでしょうか。待つ間に色々なことを想像しつつ手に入れた一足には、確かな愛着がわくような気がしてなりません。
あなたが末永く履ける一足に出会えますように。

バリ島で水路に足を踏み入れてしまい、宿で乾かしているところ。
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オーロラシューズのお手入れ
オーロラシューズのソールを交換する
1. 購入する
2000年くらいに靴好きの友人から紹介され、その後記憶の片隅に残りながらもいつしか時は流れ、2003年頃思い立ったように購入しました。購入したのは代官山のG.O.D.というお店。
デザインはMIDDLE ENGLISHという形で色はブラウンを選びました。男性用はデザインがひとつしかないと言われていますが、実際は女性用のWEST INDIANやNEW CHINESEもサイズ変更を依頼すれば時間はかかるが購入できるとのこと。ただ女性的なデザインなので、大きくしてしまうと雰囲気がなくなりそうな気もします。
2006年、雑誌に取り上げられてからは生産が追いつかないほど売れているらしく、2007年現在では注文から受取りまでワンシーズンほど待つ事も多いようです。
2. サイズ選びについて
サイズ選びは普通の靴と同じで大事です。特に年間を通して履きたいと考えている場合は慎重に選んだほうがいいです。
購入前、履いているうちに革が伸びるという話をよく聞きましたが、実際にはあまり伸びた印象はありません。僕は足の幅が広いため靴の幅は若干伸びましたが、それはどの靴でも起き得る事なのでサイズはジャストで買ってよいかと思います。
全体的に伸びるものだと思って小さめを買ってはみたものの、思ったほど伸びなかったという人もいたのですが、それは「縦に伸びなかった」ということかと思います。皮靴は横には伸びても縦にはほとんど伸びないです。
購入したG.O.D.または葉山のSUNSHINE+CLOUDにはオーロラシューズを知り尽くしたスタッフがいますのでじっくり相談することをお勧めします。
3. 履き心地
最初は固かったオイルドレザーも履いているうちにとても歩きやすい靴へと変化しました。裸足で縁側を歩いているような履き心地、といった感じでしょうか。
今では近場でも遠出でもコンビニでも海外でも使える、まさに自分の足のような一足になりました。基本的に季節を問わず使えるので重宝しています。が、物事にはなんでも表裏があるようにあれ?な点も多少あります。
例えば...
・夏は蒸れます
裸足で履くのはいいですが、臭いには注意が必要です。過去に湿度の高い台湾の夏に3日ほど続けて履いたら危険な臭いを発するようになりました。靴は一日履いたら2日は休ませようというのはそういうことなのかと身をもって理解しました。
・冬は冷えます
雪の積もるところで履いたら厚手の靴下を履いててもだいぶ寒く感じました。コンバースオールスターの底冷え感に近いです。また浅い靴なので雨や雪が中に入り込むこともよくあります。特にウエストインディアンやニューチャイニーズは露出している部分が大きいので寒いそうです。
・意外と疲れるかも
ビブラムソールがついていますが、男性で歩きやすいスニーカーなどクッション性の高い靴を履き慣れている人にとっては意外と疲れやすいかも知れません。それでもヒールのある靴やバレエシューズのようにソールの薄い靴を普段履いている女性には至福の快適さのようです。
4. お手入れ
あるショップで女性スタッフがあたしも同じ靴持ってますよーと話しかけてきました。聞けば形も色も同じものらしい。でもしばらく放置していたら固くなってしまい、最近はあまりはかなくなってしまったと話していました。
実に勿体ない。少しお手入れするだけで艶も柔らかさも年々良くなっていきます。自己流のお手入れ方法ですがこちらにまとめたので参考にどうぞ。
オーロラシューズのお手入れ
5.最後に
2007年1月現在、購入には少々時間がかかるようですが、焦らずワンシーズンくらいゆっくりとその靴の事をイメージしながら気長に購入しみてはどうでしょうか。待つ間に色々なことを想像しつつ手に入れた一足には、確かな愛着がわくような気がしてなりません。
あなたが末永く履ける一足に出会えますように。

バリ島で水路に足を踏み入れてしまい、宿で乾かしているところ。
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