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掃除機が壊れる

年末に向け、空の青さが一段と際立ってきた。

掃除機が壊れた。ダイソンの黄色い掃除機でジェット機のような音とともに掃除することができる優れものだったのだが、ある日コンセントにコードをさしたらブレーカーが落ちるようになった。何度やってもブレーカーが落ちるので、ダイソンに問い合わせをしてみると、モーターの故障で修理が必要ということだった。仕方がないので修理に出そうとしたところ、画伯がなぜかほうきとちりとりでいいと言い出した。

どうも気になるほうきとちりとりがあったらしく、それを使ってみたいとのことだった。まあそれでいいなら、と修理を見送りほうきを選んでみることにした。

うちは広くないこともあり、使ってみると別段不便はなかった。カーペットもないし、ペットもいない。落ちているのは髪の毛やわたぼこり程度なので吸引力が衰えなくても、ジェット機のような爆音がなくても掃除は普通にできた。

自分にとって本当に必要な物は何か。

そんな問いとともに、物を買うときや何かを決めるときにはよくよく吟味する方なのだが、掃除機は必要か?と考えることはなかった。あって当たり前と思っていたのだろう。そういうところを疑ってかかるのは意外と大切なのかもしれない。

吸引力の衰えないダイソンは長きにわたり我が家の掃除界の頂点に君臨する存在だと目されてきた。しかし革命はある日突然起き、ほうきがその座を奪い取った。フルマニュアルで操作しないと何もしてくれないほうきだが、「音しません」「電気いりません」というその明快さが掃除界に新たな風を吹き込んだのだった。

それではどうぞよいお年をお迎えください。
今年の大掃除はほうきでいきます。

プロフィール

Author:Daigo IZUMI /泉大悟
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