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展示が終わる

山のようなお菓子が家にある幸せ。

画伯の展示が終了。会期中はたくさんの方が足を運んでくれました、どうもありがとうございました。

ぼくと画伯は普段は別々に仕事をしているが、力を合わせてできることは二人で取り組むことになっている。旅行や展示、本の制作などがそう。イメージは従業員二名の町工場。お互いができることを分担して仕事にあたっている。展示は我が家の年間行事のひとつ。一週間毎日でかけていき、夜になると宿(家)に帰って寝る。気分はちょっとした旅行のようだ。

今までの展示は銀座の月光荘で行っていたのだが、スケジュールの都合と「台湾旅ノート」の出版社、JTBパブリッシングからも近いということで今回は神楽坂での展示になった。

神楽坂は訪れたことがほとんどなかったので、当初は空いた時間にどこかいい感じの店でコーヒーでも飲んで、とか考えていたのだが、週末も平日も結局ずっと会場にいることになった。銀座ではたまに人がいない時間があったのだけどどうも神楽坂は違うらしい。銀座では見かけなかったスーパーの買い物袋をぶら下げた人がふらりとやってくる。近所の店の人も来る。まったく展示の情報を持たずにふらりと立ち寄る人が多くいた。

会期中は開店1時間前の11時頃ギャラリーに行き、二人で手分けしながら30分ほど掃除をするようにしていた。以前好きな二つの店のスタッフの方に、開店前どれくらい掃除しているのかを聞くと、どちらも毎日40分掃除していた。ということで今回我々もそれを真似して朝の掃除をすることにした。本を拭いたばかりのテーブルに並べると気持ちがよかった。

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掃除が終わると軽いお昼を食べる。メニューは昨年我が家で大流行しもはや定番になりつつあるカロリーメイト(プレーン味)。出版社営業担当の方が台湾で買って来てくれた文山包種茶とともにもさもさとカロリーメイトを食べているとオープンの時間となり、お客さんがやってくるというのが毎日の光景だった。

夕方、18時になると近くにあった肉屋「大野屋牛肉店」で夕飯のお弁当を買ってくる。その場でとんかつやら唐揚げやらステーキやらのお弁当を作ってくれる店で、いつもお客さんがいる人気のお店のようだった。ギャラリーが閉まる20時だと店が閉まってしまうので早めにお弁当をキープしておいた。一日の終わりに、半分シャッターの閉まった会場の座敷でお弁当食べるのが日課だった。

6日間同じことを繰り返すと、そこで生活しているような気分になった。会場には座敷があったので、できればそこで寝てしまいたかった。近くの銭湯に行き、コインランドリーで洗濯をして、あとは寝袋があったら生活ができるなと思った。泊まりたくなるギャラリーはなかなかないかもしれない。

本を作ることになってから、締切日、本ができあがる日、発売日など節目となる日がカレンダーに書き込まれていた。でもゴールは発売日ではなく、この展示が終わる日に設定していた。本の話が来てから約2年かかってようやくゴール。手探りしつつ作った画伯の本が少しでも多くの人に読んでもらえることを願いながら、これからは新しい制作に向かってスタートしたいと思います。



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ブックスタンドは実は金属加工の職人である画伯叔父の手作り。




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大野屋サーロインステーキ弁当。




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プレーン味。




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台湾の国花、梅の花。咲かなかった。


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