記事一覧

To copy others is necessary, but to copy oneself is pathetic.

近所の中学校の横を自転車で通ると、スプリンクラーから吹き出した水がバシャッとかかり、全身に水玉模様ができた。3分後、目的地の店に着いたときにはすっかり乾いていた。

画伯が先日イラストレーションのワークショップに参加した。毎年板橋美術館で行われている「イタリア・ボローニャ国際絵本原画」の関連イベント。講師はベルギー人男性。イラストレーターであり、絵本作家でもある。

ワークショップは数日間行われ、帰宅した画伯から授業の内容を聞くととても理路整然としていて興味をひかれた。講演会は誰でも参加できるよということだったので話を聞きに出かけた。

先生は英語で話し、同席した通訳の人が日本語に訳すという形で講演は行われた。言葉は英語日本語ともに明快で思考によどみがないことが伝わってくる。

「見る人は、Seeing(何が見えるか)、Understanding(どう解釈するか)、Feeling(何を感じるか)という3つの要素を通じて絵を見る」

「イラストレーターは見る人を意図的に操ることができる。言葉なき操作」

話を聞いていると、そのまま写真にもあてはまる内容だった。イラストレーションについて話しているが、ヴィジュアルコミュニケーション全般の話でもあった。どのように操る(仕向ける)か?のコツもまとめていて、それは広告を思い浮かべるとよく理解できた。反対にそれらのコツを外していけば、意図的に伝わりにくいものを作ることもできるということでもある。

あとはとにかく美術史。過去の作品をよくよく学ぶことの大切さを説いていた。その重要性を伝えるために引用していた言葉。

"A camera is a tool for learning how to see without a camera." 
- Dorothea Lange
カメラはカメラなしで物事をどう見るかを学ぶためのツールである。

"To copy others is necessary, but to copy oneself is pathetic." 
- Pablo Picasso
他者に倣うのは必要だが、自分自身を真似るのは痛ましい。

プロフィール

Author:Daigo IZUMI /泉大悟
Photographer.

Website
http://www.dizumi.com/
Instagram
izumi_daigo/

ブログ内検索

月別アーカイブ