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レインシャドウジャケットの内側が剥離する

年度末。桜が満開に近づいている。

数年前にパタゴニアのナイロンジャケットを購入した。「レインシャドウジャケット」という名前で、気持ち細身の感じが気に入っていた。今は「トレントシェルジャケット」という名前になって販売されている。

春先から秋冬まで、少し肌寒いときの調整に便利で、街着から旅行まで幅広く活用していた。しかしあるとき内側のグレーのコーティング素材が剥離し始めた。

最初はフードの一部だった。コーティングが剥がれると防水性が落ちるようだったが、別に山登りに使ったり雨の中傘代わりに着たりはしないので、外から見えなければいいやと気にせず着続けた。

着用とともに剥離の範囲は徐々に広がっていった。特によく動かす部分、こすれる部分の剥離がひどい。肩周り、裾、袖といった部分のダメージがひどくなってきた。それでも外見は特に痛んでいないので継続して使い続けた。

すると今度はジャケットを脱いだときに剥離した素材の一部が服に付くようになった。気がつくとシャツやセーターにグレーの欠片がくっついている。これはいけない。さすがに着用を控えるべきか?と思ったがなんとか見て見ぬ振りをしながら着ていた。

しかし剥離はさらに進化を続け、ついには素材が粉状に剥離し始めた。ぽろっと落ちた素材の一部は拾って捨てることができるが、粉になってしまうと相当面倒だ。着た後家の中のところどころにグレーの粉が落ちるようになった。

ジャケットを広げて考える。外側はまだまだ元気だったので、捨てるのはどうも忍びない。内側のコーティングだけをうまく全部剥がすことができればただのウインドブレーカーとして使えそうにも思えた。しかしコーティングを剥がす方法が思いつかない。そうこうしているうちに部屋の床には剥離した粉が散らばる。床掃除をしている画伯の目が厳しい。

剥離は修理できないと前に聞いたことがあったが、一応サービスセンターに確認をしてみるとやはり修理はできないとのことだった。

しかし製品をパタゴニアに送り返して確認した上で、新しいものと交換しますという話になった。修理はできないけど交換はできる。なんか信じられない。半信半疑でジャケットを着払いで送り返すと、次の日すぐに電話がかかってきた。そして

・返金
・別商品との交換

のどちらかを選ぶことになった。ぼくは使用の上での経年劣化かと思ったが、先方は製品の不具合という判断に至ったみたいだった。もしかしたらレインシャドウジャケットは剥離がしやすかったのかもしれない。いずれにせよとても有り難い対応だったので正直驚いてしまった。開発から販売だけでなくアフターケアまでしっかりしていて、隅々まできっちりした仕事をしている印象を受けた。

返金の場合はレシートが必要。2010年頃に買った物だったので購入時のレシートが見つからないと言うと、その場合は先方の定める最終販売価格を参考の金額とするらしい。今後は購入時のレシートを保管しておかないと。

ぼくは修理ができればよかったので、交換を選ぶことにした。後継の「トレントシェルジャケット」を選択。見た目はほとんど変わらない。クローゼットから一着パタゴニアが少なくなるかなと思ったらそれは許されなかった。

最後にトレントシェルジャケットの洗濯方法を聞いた。剥離は汗や皮脂が付着することで起こりやすくなるようなのでこまめに洗濯した方がいいそう。防水性のある物だから洗ったらだめじゃない?と思いがちだがそれは逆効果らしい。

以下洗濯について。
・汚れたり汗をかいたら洗う。
・ベルクロやジップをして洗濯機で洗う。
・洗剤は普通のものでも大丈夫。ぼくは一応中性洗剤で洗う予定。
・すすぎはよく行う。
・脱水はかけない。表面が痛むので。あるいは軽くするだけにする。
・日陰で乾燥させる。
・乾いたらドライヤーを使って表面に熱を加えることで防水性が戻ってくる。
詳しくはこちらにも出ています



rsj01.jpg
レインシャドウジャケット。外見はまだいけます。


rsj02.jpg
ポケットのジッパーも問題なし。


rsj04.jpg
でも内側は剥離がすごいことに。


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袖部分。


rsj05.jpg
裾部分。


rsj06.jpg
撮影中に剥離したもの。




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Author: 泉 大悟 / Daigo IZUMI
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