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フィルムとX線検査13 北京2017

2017年5月、モノクロフィルムを持って北京に行ってきた。
持って行ったフィルムは「Tri-X」。滞在期間は6日間で12本を用意。

事前の準備はいつものとおり。
【準備】
・フィルムは必ず機内持ち込みする
・フィルムは紙箱からすべて出し、フィルムケースに入れたまま透明のジップロックに入れる
・できればカメラ本体にはフィルムは入れないでおく
・手荷物検査で機械に通す前に「フィルムです、ハンドチェックお願いします」と検査官に伝える
 英語では"This is camera film, Could you hand check please?”などと伝えている
・機内持ち込みする荷物とは別にフィルムを入れるバッグも用意しておくと便利
 (ぼくは布のトートバッグを用意)

結果から言うと、行き帰りともハンドチェックをしてくれた。
現像の結果も問題なし。詳細はこんな感じだった。

【行き】羽田空港
羽田空港はもうパーフェクトという言葉でしか言い表すことはできない。どの検査官でも必ずチェックに対応してくれる。しかもフィルムの入ったジップロックを見た瞬間、あフィルムですね、こちらへどうぞーみたいな感じでX線の機械の横を通してハンドチェックに進んでくれる。親切丁寧。いつまでもすばらしい羽田空港でいてください、と願わずにいられない。

【帰り】北京首都国際空港
正直期待していなかった。中国だけに絶対お役所仕事で「不可以(だめ)」「不行(むり)」とか冷たくあしらわれるだろうなーと。しかし予想に反して北京はハンドチェックに応じてくれた。

しかもこちらが「あのーもし可能でしたらー」とフィルムの入ったジップロックを見せた瞬間に「ああ、フィルムね。OK言いたいことはわかるわ」と女性検査官はチェックを受け入れてくれた。

どうしたんだ中国。もっと殺伐とした理不尽な対応を期待…はしていないが想像していたというのに一体どうしたんだ。まるで別人だ。しかも女性検査官、ジップロックにフィルムを入れていたのがよかったのか「他不錯」とちょっと褒めるようなことを言っている。

この場合の「他不錯」は「他(準備得)不錯」の意味だろう。「彼、準備がいいわ」、ということだ。言葉のまま「他不錯(彼、いいわ)」と訳し受け取ってしまうと変な方向の意味になってしまいかねないので注意が必要だ。

ただしボディチェックは相当厳しかった。お立ち台みたいなところに立たされ、全身をくまなくチェックされる。みんなそうみたい。ぼくと画伯は早々にチェックを終えて出国できたのだが、同行したバッチさん(バッチを作っているのでそう呼んでいる。今回は彼女の仕入れに同行した)はなかなか出てこない。羽田でもそうだったが、いつもチェックに引っかかるらしい。見た目が不審なのだろうか。

【結果】
帰国後、フィルムを現像する。結果すべてのフィルムに異常なし。北京は意外にもフィルムに優しい場所だった。例の強烈な大気汚染がなくなれば近いしもう少し身近な場所になるのだけどな。惜しいな。


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プロフィール

Author:泉大悟 Daigo IZUMI
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