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ドライマウントプレスを使う

確定申告の準備がほぼ完了。3月は展示があるからその前に慌てたくない。そんな動機のおかげで過去最速で書類を作成できた。
 
ドライマウントプレスがやってきた。丁寧に梱包された箱を開けると、がっしりとした機械がでてきた。人間のイメージで言えば筋骨隆々のガタイがいい男性。「Made In USA」の表記があるせいかだろうか、アメフトでもやっていそうな感じに見える。

重さは約25kgほど。旅行するときのスーツケースひとつ分くらいの重さだ。配達をしてくれた人はこのやけに重い荷物を運んでくるときハアハア息を切らせながら「これぇ、中身なんなんですかぁー!」と叫んでいた。本当に感謝しかない。

アメリカ製なのでコンセントに挿すプラグの形が違う。空港で売っているような変換ブラグを使って日本のコンセントに合わせて使う。電圧は110V、電力は1000W。家庭用のアイロンやドライヤーと同じくらいの電力を消費するみたい。アイロンのように熱して使うものだからまあそんなものか。

サイズも結構大きいからどこに置こうか考える。家から離れたところにある暗室に持って行って使うべきか、あるいは自宅で使うべきか悩んだが、とりあえず家で使ってみることにした。電源をバチっと入れるとHEATのランプがついて加熱を始める。100℃になるようにつまみを調整する。機械が熱くなるにつれ、図書館のような匂いがしてきた。なんでだろう?10分くらいで温度計の針が100℃くらいを指したのでいよいよプレスを開始。

刷毛を使ってプレス台の埃やゴミをさっさっと払う。これを怠ると痛い目に遭う。以前W氏の事務所でプレスをしたときプレス面に小さなゴミが突起状に付着していて、写真に凹みができてしまった。プチっとしたその小さな凹みに気がつかず、何枚かプレスしていた。後で気がついたときのショックと言ったら…。その他にも髪の毛が写真の上に落ちていて表面に線状の凹みが出てしまったこともある。プリントのときも、プレスのときも埃やゴミは大敵だ。

プレスする時間は約100℃で45秒。小さな目覚まし時計を手元に置いて、秒針を見ながら45秒待つ。この45秒はだいぶ微妙な時間だ。待っていると暇だが何かをするには短すぎる。仕方ないのでその時間は次にプレスする写真を手にしてみたり、まっすぐになった写真に汚れがないかチェックしたりしながら過ごしているのだが、他にできることが何かないだろうかと考えている。試しに雑誌を読んでみたりもしてみたが、ほとんど読み進められないし、おまけに今何秒経ったのかがわからなくなってしまった。片手間にプレスをするような心構えではいけないということなのだろう。

譲ってもらったアメリカ生まれのごついドライマウントプレスはしっかりと熱くなり、きっちりと写真を平らにしてくれるいい奴だった。これでいつでもバライタプリントを作ることができる。ぼくはこの安心感を得たかったのだ。


3月に写真展があります。

泉大悟写真展
「UNDERCURRENT」
2018年3月13日(火)-18日(日)
銀座月光荘 画室3
東京都中央区銀座8-7-5 4F (Google map)
12:00-19:00(最終日は18時まで)

Daigo IZUMI Photo Exhibition
“UNDERCURRENT”
Tue 13 – Sun 18 March 2018
At “GINZA GEKKOSO GASHITSU No.3”
Ginza 8-7-5-4F, Chuo-Ku,Tokyo
12:00-19:00 (13 Nov 12:00-18:00)

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プロフィール

Author:Daigo IZUMI /泉大悟
Photographer. 
モノクローム写真が好きです。

Website
http://www.dizumi.com/
Instagram
izumi_daigo/

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