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待つということ

すっかり夏になってしまった。

しばらくの間寝かせていた写真を久しぶりに見直した。

今年の個展はもともと5月に予定していたのだが、ギャラリーと相談した結果延期ということになった。DMまで作って準備してくれていただけに残念だ。また日程の調整をするので、開催時期が決まったらお知らせいたします。

ということで次回分のプリントはできあがっているので、その次の分のプリントの製作を進めていた。春の外出自粛期間中に一部をプリントすることできたので、それらをしばらくの間寝かせていた。

できあがったばかりの写真は新鮮に感じることが多く、つい贔屓目で見てしまうものだ。

だがそれがいいか悪いかはよくからないので、しばらく寝かせる。冷静になるよう、できるだけ客観的に見るために作ったのを忘れるくらい放っておく。

そしてこの前久しぶりにその写真をファイルから引っ張り出してきた。するとほら、アラが見えてくる見えてくる。アラは見えければありがたい限りなのだけど、やはり見えてしまうことが多い。

これはいまいちだなーと思うものもあれば、反対にあれは前よりよく見えるなーとだいぶ印象が変わっているのもある。鮮度が下がることで味が落ちていくものもあれば、熟成して味が出てくるものもある。このあたりは時間が経ってみないとわからない。

どんなにカメラの性能が向上しても、高価なレンズを手にいれることができても、この工程だけはどうにもならない。必要なのはある一定期間の時間のみ。ただ時が経つのをじっと待つということが必要になる。

今のところは旅行に出たりするのが難しい期間が続いている。果たして海外に行けるようになるのはいつになることやら。

我が家はここ数年ヨーロッパめぐりに夢中になっている真っ最中だったので、今後の旅行業界の見通しが心配でならない。春先の頃、夏にはどこか行けるかなー、なんて甘いこと考えていたのが懐かしい。

こちらも時間が過ぎていくのを待つしかない。時間が変化をもたらしてくれるのを待つしかない。

夏の午後、セレクト中のプリントを片手に羽田新ルートを飛ぶ飛行機を眺める。空港行きたいなぁ、飛行機乗りたいなぁなんて思いながらぼんやり時間が過ぎていくのを待っている。







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プロフィール

Author: 泉 大悟 / Daigo IZUMI
モノクローム写真を撮っています。

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