恍然大悟

よいサイズのオーバーオールに出会う

Posted by 泉大悟/Daigo IZUMI on  

長いこと探していたものとの出会いはある日突然やってくる。

先日代官山の「ジャンヌバレ」に立ち寄った。路地奥にある小さめの店内にはヨーロッパからやってきた古着がぎゅっと詰まっている。いくつかの服を見ていると、壁にかかった濃紺のオーバーオールが目に入った。

オーバーオールはまだ着たことがない。長いことなんとなーく気になっていて、たまに見かけては試着をしたりしていたのだが、作業着ということもあってどうしてもダボっとしたものが多く、なかなかちょうどいいサイズのものが見つけられないでいた。

フランス製のこのオーバーオール、近くで見てみると金具などところどころが多少痛んでいるけど、タグがついたままで一応デッドストックとのことだった。胸のところにはフラップ付きのポケットがひとつついていて、これは意外とフィルムやらを入れられて結構便利なのでは?と考えたりした。

今回はどうかな?と半信半疑で試着させてもらうと、思いがけずすっごくぴったりだった。太すぎず、細すぎず、適度なゆとりがあって動きやすい。裾の長さもちょうどよい。ああ苦節(苦労はしていないが)十数年、ついにサイズの合うオーバーオールと出会ってしまった。

出会ってしまったならば仕方がない。ヴィンテージものとの出会いは一期一会。訳もなく数秒考えるふりをした後、これお願いします、と店員さんに伝えた。

帰宅後うきうきしながら見てみると、どうも肩紐を調節する金具のひとつが間違った向きでつけられているようだった。製造工程でうっかり逆につけてしまったのだろうか。それで売れ残ったのかもしれないなーと想像する。まあ壊れていないし不自由ないからそのまま着てみようと思う。


関連記事