フィルムをどんどん使う
Posted by 泉大悟/Daigo IZUMI on
夏バテ気味。
新しく使い始めたイルフォードのフィルム「HP5 PLUS」に慣れるため、「撮る、現像する、プリントする」を繰り返している。
「HP5 PLUS」はぼくが使っているコダック「TRI-X(トライエックス)」と似ていると聞いていた。しかし実際に使ってみるとまったくの別物だった。
最初の数本こそはどこか似ているような気もしたが、使えば使うほど全然似ていない...と感じるように。
どこが違うか。それははっきりとは言えない。コントラスト、感度、シャドウの表現、粒子の感じ。違いは多々感じている。でもそれは現像や撮影、プリントの仕方によって変わるものなのでなんとも言えない。
違いを理解するには使うしかない。とにかくたくさん使ってみる。せっせとフィルムを使い、せっせと現像して、せっせとプリントする。写真を始めた頃みたいだ。
ここ数年、フィルムの消費量が減ってきていた。値段の高騰も原因のひとつだけど、撮るよりも頭で考えるような時間が増えていたように思う。
それが今、また最初の頃の量に戻った。とにかくフィルムを使う。印画紙も使う。躊躇せずに使う。フィルムや印画紙をどんどん使うのは気持ちがいい。考えているうちにフィルムも暗室用品も(さらには自分の体も)なくなってしまうかもしれない。それならば考えるのを少し減らして、今のうちにどんどんやってしまおう。最近なぜかそう思うようになった。
フィルムが変わったら気持ちも変わった。
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