恍然大悟

F3をメンテナンスしてもらう

Posted by 泉大悟/Daigo IZUMI on  

ニコンF3を修理してらもらった。

ある日、愛用しているニコンF3が動かなくなった。フィルムを一本撮り終え、さあ新しいフィルムを入れようと思ったらカウンターが0に戻らない。裏蓋を開けたのに36枚のままだ。シャッターを切ってみると最後の40枚のところまでカウンターは進み、そこから動かなくなってしまった。

10年くらい使っているこのF3、このところちょっと調子が悪いなと感じることがあった。晴れた日に1/1000のシャッターを切ると明るく写ってしまう。つまり1/1000の速度が出ていない。絞りで露出を調整するようにしていたけど、晴れた日の雲なんかを撮ろうとすると露出オーバーしてしまうので困っていた。そろそろ修理が必要なのかな、と思っていたところでカウンターも壊れてしまった。

F3は1980年に発売されたので、40年以上前のカメラになる。修理対応期間が長いニコンもさすがに今は修理を受け付けていない。古いカメラを修理してくれるところをいくつかあたったところ、大阪にあるニコン専門の修理工房に行き着いた。

カメラ修理工房 ゆるてっく

問い合わせをするととても親切に対応してくれた。いくつかのサービスの中で、ぼくが選んだのはボディメンテナンスコースというもの。壊れた箇所の部分的な修理ではなく、ボディ全体のメンテナンスをしてくれるというもの。シャッターも調整してくれるようなので助かった。

郵送してから半月ほど。F3はどこか全体が小綺麗に戻ってきた(ような気がする)。散髪したてみたいだ。カウンターはゼロに戻っている。撮影してみるとシャッタースピードも完全復活。ああよかった!

これでしばらくの間はまた安心して撮影することができる。強いこだわりがあってF3を使っているということではないけど、ちょっと他のカメラも使ってみようかなーという気持ちはなかなか起きない。








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